過労自殺遺族が激怒!「働いて×5」の流行語大賞に「死者にむち打つ言葉」と抗議の嵐

最近、X(旧Twitter)で「過労自殺遺族」がトレンド入りし、大きな注目を集めています。この背景には、高市早苗首相の有名な一言「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が、2025年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれたことがあります。この言葉が、過労で大切な人を失った遺族たちの心を深く傷つけ、強い反発を呼んでいるのです。

11日、東京都内で開かれた記者会見では、過労自殺で夫を亡くした中原のり子さんが涙ながらに語りました。「流行語大賞に選ばれたと聞いて耳を疑いました。家族にむち打つような行為です。この言葉は、過労死の現実を軽く見せ、独り歩きしてしまう恐れがあります」。中原さんの夫は小児科医で、過酷な労働環境が自殺の引き金となったそうです。彼女は「夫が最後に残した言葉が『馬車馬のように働かされて、病院に殺される』だったのに、首相の言葉がそれを思い起こさせる。死者に鞭を打つようなものです」と、強い憤りを露わにしました。

この問題は、単なる言葉の選択以上の意味を持っています。日本では、過労死や過労自殺が深刻な社会問題として続いており、2024年度の労災認定件数は過去最多の1304件に上りました。電通事件で知られる高橋まつりさんの母、幸美さんも、厚生労働省の協議会で「娘の死から10年経っても、同じような悲劇が繰り返されている。労働時間規制の緩和は、過労死を増やすだけです」と懸念を表明しています。遺族たちは、働き方改革の後退を防ぎ、命を優先した社会を求めています。

一方で、X上では賛否両論が飛び交っています。「首相の決意表明を曲解するな」という擁護の声もあれば、「子どもたちが真似して危ない」という現場の心配も。確かに、この言葉は高市首相の就任演説で「自分自身が馬車馬のように働く」という意図で使われましたが、流行語として広がる中で、過労の象徴として受け止められるようになりました。遺族の声は、そんな言葉の危うさを改めて浮き彫りにしています。

私たち一人ひとりが、毎日の仕事で「働くこと」の本質を考え直すきっかけになるかもしれません。過労は誰にでも起こり得る問題です。心身の健康を守り、支え合う職場環境を築くことが、こうした悲劇を防ぐ第一歩ではないでしょうか。

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